ゴム入り作業着ズボンは作業を楽にしてくれるアイテム

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「もっと楽に作業ができる作業着ズボンが欲しい」「最近ウエストがきつくて作業がつらい」こんなことを考えてはいませんか?動き回ることの多い作業現場では、ウエストのきつ過ぎるズボンは作業の邪魔になりかねません。

そういった場合におすすめなのが、ゴムの入った作業着ズボンです。そこでこの記事では作業を楽に行える、ゴム入り作業着ズボンについて詳しくご紹介します。


ゴム入り作業ズボンには、幾つかの種類があります。ウエスト全てにゴムの入ったウエストゴムタイプと、脇にゴムの入った脇ゴムタイプ、そして後ろにゴムの入った後ゴムタイプがその主なものです。これらはどれもウエストが楽な作業ズボンですが、シルエットや履き心地に違いがあります。

ウエストゴムの作業着ズボンは、着脱するのが特に容易です。食事の後など、お腹が多少膨れてもそのまま快適に仕事をすることができます。しかし、見た目の面では多少劣ります。リラックスしているイメージが強いため、作業現場によっては相応しくないことも。

脇ゴムタイプの作業着ズボンは側面にゴムがあしらわれているため、ゴムの部分があまり目立ちません。正面からは、ゴムの部分が見えないこともあります。そのため見た目がすっきりとしてよいのですが、ウエストゴムタイプと比較するとウエストの伸びは少し劣ります。

後ゴムタイプの作業着ズボンは背面にのみゴムが使われているので、ベルトを締めてしまえばゴムの部分は隠れます。着脱は普通のズボンとそれほど変わりませんが、かがんだり、しゃがんだりする動きがとても楽です。以上が3タイプのそれぞれの主な特徴とメリットですが、ウエストゴムタイプのものにはもう2つメリットがあります。

1つめは、ボタンやフックが取れる心配がないということ。ゴムだけでウエストを締めるので、ボタンやフックがもともとついていないものがほとんどです。また、ゴムが伸びた場合、ウエストゴムタイプのものは簡単に交換することができます。

脇ゴムタイプや、後ゴムタイプのものはゴムの交換に技術を要します。機能の面だけで言えばウエストゴムタイプのものが、1番のおすすめだと言えるでしょう。

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作業着のブランド化が進んでいます。高品質で見た目のよい作業着を、数多くのブランドが提供しています。各ブランドにはそれぞれ特徴や強い点があるので、ブランドごとの違いをしっかりと把握しておくのが大事です。ゴム入り作業着ズボンに強いブランドに、「SOWA」があります。

SOWAは児島デニムで有名な、岡山県倉敷市児島に本社を構える作業着メーカー「桑和」が展開しているブランドです。同地区は昔から繊維業が盛んで、作業着のメーカーも複数存在しています。桑和もその中の1つで、SOWAは低価格ながら質のよい作業着に定評のあるブランドです。

SOWAはまた、脇ゴムタイプの作業着ズボンを多数製造・販売しているブランドでもあります。たとえばSOWAブランドの「1339 BULL WORKS」は、T/Cソフトライトツイルの脇ゴムタイプ作業着ズボンで、企業のユニフォームにとても適しています。

すっきりとしたシルエットをしており、脇ゴムなので脱ぐのも履くのも容易です。また、脇ゴムの下にはカラビナループが施されていて、機能の面でも申し分ありません。1339のカラーバリエーションは4色で、サイズはSから6Lまでとなっています。

1339のネットショップでの価格は2,390円です。「149 BULL WORKS」は、とても薄くて軽い脇ゴムタイプの作業着ズボンです。

通気性と消臭性にすぐれ、UVカット機能も備えています。夏の現場に、とても適しているのが149なのです。149は3色で、サイズはSから6Lまでとなっています。149のネットショップ価格は1,890円ととてもリーズナブルです。

「418」は、脇ゴムタイプのカーゴパンツです。ツータックでかっこよく、女性が履いても似合います。左右の大型ポケットが便利で、作業のしやすいカーゴパンツです。418のカラーバリエーションは5色と豊富で、サイズはSから6Lまで揃っています。

418のネットショップ価格は3,000円です。ウエストゴムタイプの作業着ズボンなら、アタックベースのブランド「HUMMER」がおすすめ。「HUMMER シャドートリコットパンツ 1139-25」は、左足に施された大きなHUMMERロゴが目を引くウエストゴムタイプの作業着ズボンです。

うっすらと入ったストライプが今風で、とても人気があります。ウエストゴムなので動きやすく、どんな体勢をとっても楽に仕事ができます。1139-25は2色で、サイズはMから4Lまでです。また、ネットショップ価格は2,350円となっています。

ゴム入り作業着ズボンは、全国のホームセンターや作業着ショップで買うことができます。ブランドものにこだわらなければ、比較的小さなショップで手に入れることも可能です。こうしたショップでは試着ができるので、ゴムの伸び具合や履き心地を確かめられるのがメリットです。

ただし人気商品は、売り切れになっている場合もあるので注意が必要。特にブランドものは、早い者勝ちの傾向が見られます。確実にブランドものが欲しいのならば、ネットショップを利用してみましょう。

ネットショップでゴム入り作業着ズボンを買う場合には、検索しやすいネットショップがおすすめ。工具の通販でお馴染みの「モノタロウ」は、とても検索のしやすいネットストアです。作業服のカテゴリーで、ウエストゴムと入力して検索するとウエストゴムタイプの作業着がずらりと出てきます。

ブランド名と写真、簡単な説明が表示されるので、複数の製品を比較するのに便利です。また、脇ゴムで検索すれば、脇ゴムタイプの作業着ズボンをチェックすることができます。このように検索しやすく、見やすいのがモノタロウのよい点です。

ウエストゴムタイプの作業着ズボンは、ゴムが伸びたら交換することができます。とはいえ、ゴムの交換は慣れないとなかなかたいへんなもの。そこでこのコーナーでは、ウエストゴムの簡単な交換方法をご紹介しましょう。

まず、新しいウエスト用のゴムを用意します。次に、作業着ズボンの通し口から古いウエストゴムを少し引き出し、真ん中で切ります。この際、切った部分が中に入らないようにしておくのが大事です。古いゴムの一方と、新しいゴムを重ね合わせてホチキスで仮止めします。

ホチキスの代わりに、安全ピンを使うという方法もあります。仮止めした方はそのままにしておき、反対側の古いゴムを通し口から引き出します。そうすると、新しいゴムが引っ張られ、スムーズに通し口から中に入っていくことが分かります。

古いゴムを完全に引き出し、新しいゴムの両端を縫い合わせたり、結んだりすれば交換作業は終了です。慣れてくれば、ものの数分で交換することもできるようになりますよ。

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作業着ズボンは、現場作業に特化したズボンです。作業の安全性を高め、なおかつ作業がしやすいように工夫されています。ゴム入りの作業着ズボンも、その中の1つです。ウエストが伸びるため、どんな作業にも適しています。

また、スムーズに履いたり脱いだりできるので、トイレや着替えに余計なストレスがかかりません。今回の記事を参考にしてゴム入り作業ズボンを手にいれ、快適に作業を行いましょう。